2024年10月20日

ヴァレリカ3 生殖鬼

ヴァレリカからの口淫奉仕を通じた吸血鬼化を受けいれたドヴァキンは、手に入れた吸血鬼の王の姿を使ってセラーナを幻惑し、彼女を意のままに陵辱する欲望を遂げた。

傷心のセラーナがヴォルキハル城を後にすると、ドヴァキンは本来の姿に戻って腰を据え、ヴァレリカに求められるまま城内各所の修築に取り組んだ。呼び集められた吸血鬼族の建築士や労働者の働きと、ドヴァキンの無尽蔵の資金力と影響力により作業は驚くべき速さで進められ、生き残った理性的な吸血鬼とその支配者となったドヴァキンが、密やかに贅をこらした生活を営むのに十分な環境が整った。

おでん大明神さんのブログ( 惰:moment )にて配布されているポーズMOD(吸血鬼の王・体格差Ver)を使用させていただき作成しました。



ドヴァキンが吸血鬼の王となって以降、ヴァレリカは常にドヴァキンと共にあり、城の整備に関する意見を忌憚なく述べる一方、いつでも性奉仕の道具となることを宣言していた。ドヴァキンもそれに応え、城内の様々な場所で気の向くままにヴァレリカの肉体を使った淫戯に耽るのだった。


「ご主人様、この服はいかがでしょう、お気に召しますかしら?」


王の間で寛ぐドヴァキンの前に、ヴァレリカが跪く。

それは服というのもはばかられる、これまでよりも一層露出の高いものであった。だが些かの衰えも見えぬ豊満で艶やかな身体に、紐の様に細い暗赤色の皮布が纏い付いた様は、淫靡でありながら硬質の美しさをも備えていた。

ドヴァキンは声を発しない。が、その沈黙と息遣いにヴァレリカは肯定を見て取った。


「この服なら着たまま、胸でご奉仕することができますわ」


ドヴァキンがその気になったと見るや、巧みな手付きで漆黒の革鎧を脱ぐのを手伝い、主の裸体に自らの裸体同然の身体を寄せていく。

吸血鬼の体温は低い。ドヴァキンが吸血鬼となったことでふたりの体温の差は縮まり、肌を合わせると自然と溶け合う様な感覚で行為に没入できる様になっていた。


「お楽しみ…いただけましたか?」

変わらぬ妖艶な微笑み。未だドヴァキンは精を放っておらず、ヴァレリカには次の趣向があるようだった。


「どうぞ奥の間へ」


ハルコンの寝室であった部屋。今はトロフィーの様に飾られた人間の頭骨はひとつ残らず撤去され、豪奢な棺桶は玉座に置き換わっていた。

ドヴァキンを玉座に誘うとヴァレリカはその前で恭しく額突いた。


「我が主、吸血鬼の王よ。我らの安住の地であるこの城を再び堅固で壮麗なものとしてくださった、あなたの庇護に感謝します。ハルコンは…夫は、吸血鬼を統べる王としてはあまりに愚かで弱い存在でした。夫に踏みにじられる様に犯されて、幸せの絶頂のいる様な気持ちだったのは、もう思い出せないくらいに昔、若い娘だった頃の話…」


「夫は吸血鬼になってから…弱くなりました。人間を弱い存在として見下し虐げながら、同族である吸血鬼に対しては非情さを持って接することができなかったのです。私を抱く時にも、モノの様に扱うことができない様でした」


「ですが、まだ望みはありました。吸血鬼の王に変身を遂げることで、夫は尊大で自信に溢れた心を取り戻す様でした。ですからあの姿になっている時ならば、また私を玩具でも扱うかの様に責め苛み、逞しいもので息も絶えるほどにこの身体を突き貫き、心から畏怖させてくれると信じていました」


「でも駄目でした。夫では駄目だったのです。夫は…ハルコンは…」


「勃たなかったんです!吸血鬼の王となったハルコンのものは、ぶら下がっているだけのただの肉の筒でした」


「あなたなら…私と同じコールドハーバーの娘であるセラーナを、吸血鬼の王の姿となっても蹂躙し犯しぬくことができたあなたなら、私たちを…吸血鬼を、闇の揺り籠の中でそっと護りながら、飽くなき欲望の贄として永遠に弄んでくださるでしょう」


「どうか私の願いをお聞きください。かつてハルコンと私が同じ時を過ごしたこの部屋で、今こそ強大で無慈悲な真の王の姿をお現しになり、私の身体と心の全てを蹂躙して支配して欲しいのです」







吸血鬼の王は城の石組みをも震わせる咆哮をあげ、常軌を逸した量の白濁液を放出した。それはひとりの雌吸血鬼の胎内におさまるものでは到底なく、どぼっどぼっと溢れて床に広がり、燭台の灯りに滑り光るのだった。


- ああ、なんて凄い力なの!吸血鬼が子を成すのは極めて稀、ましてや吸血鬼同士では不可能と思われているけれど、私の錬金の秘薬で女の体温を上げた状態にして、これほどの絶え間ない欲望と精力を注がれたらきっと、いいえ、絶対に孕んでしまうわ…。


- そう、私とセラーナと、そして全ての吸血鬼の女は美しさと奉仕の技に磨きをかけて、ご主人様に犯していただいて子を孕むのよ。そうして吸血鬼同士の交合による本当の「純血」の吸血鬼が数を増やせば、太陽を隠すなどと不自然で大それたことをせずとも、吸血鬼が安らかに生活することができる世界になる…!


もはや上体を支える力もなく、うつぶせに突っ伏して吸血鬼の王の生臭い濁液に塗れながら、かつてハルコンが夢想した以上に荒唐無稽で危険な計画を胸に秘め、ヴァレリカは幸福の中で意識を手放すのだった。


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1 件のコメント:

  1. 更新嬉しいです!ヴァレリカさんと末永くイチャイチャして欲しいです!

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