ソリチュードのフーラ・モラードは、香料と錬金材料の店を営む母親の反対を押し切り、念願の駐留帝国軍への入隊を果たした。
幼い頃よりソリチュードで育ったフーラにとって、帝国軍こそは力と正義の象徴であり、その一員となるためにこれまで剣技を磨いて来た。
唯一の不満は男性兵士と同様の制式鎧。これではあまりに華がないというものではないか?
ソリチュード育ちのフーラは、人一倍ファッションにも気を使う娘だったため、早速「改善」に着手した。
「貴様、その腰布は何だ! 尻を丸出しにしおって!」
「この腰周りこそ、スカイリムの女性兵士の伝統であり魂であります!」
嘘だった。
支給された制式鎧から必要な部分だけ取り外して仕立て直した鎧も、帝国軍カラーに色を合わせたきわどいパンティーも、フーラ自身がデザインを考案してレディアント装具店に注文して作らせたものだった。
「そんな格好で恥ずかしくないのか!」
「伝統でありますから。小隊長殿はその鎧、スカートを履いてるみたいですが恥ずかしくないのでありますか」
組織に属する男が制服・軍服というものを揶揄された場合、その怒りは根強く陰湿なものになりがちである。ご多分にもれず、帝国軍制式鎧をスカートに例えてからかわれたフーラの上官は、怒気をあからさまにした。
「貴様の性根を叩き直してやる! 相手をしてやるから打ち込んでこい!」
そして数分後、フーラは自らの小隊長を容赦なく、完膚なきまでに叩きのめしていたのだった。
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後日、フーラが自ら着用する鎧をスカイリム駐留帝国軍の制式装備とすることを具申したところ、彼女の張りのあるヒップによるアピールが好評を博してほぼ決まりかけたが、テュリウス将軍より
「リッケ特使にも同じ格好をさせるのか?」
との問題が提起された。
結果、リッケ特使自身は乗り気だったものの、多くの男性幹部の説得により採用は見送られた。
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またさらに後、フーラの所属する中隊がホワイトラン付近の偵察部隊として派遣されることになった。
目的は付近に潜んでいると言われているストームクロークの位置を知ること、可能であればこれを要撃すること、であった。
キャンプ地を定めると、フーラを含む3名の小隊が斥候を務めることになった。小隊長は相変わらず、制式鎧の件でフーラにからかわれ叩きのめされた男である。
- 足手まといにはならないでよね…
フーラは肩をすくめると黙々と任務に就いた。
- 数刻後…
密やかに歩を進める3名の帝国兵達。
先程よりストームクローク兵のものと思しき痕跡はあるものの、確かな所在をつかむには至らない。
深入りしすぎているのでは、との小隊長の懸念をよそに、フーラは野生の猫の様な足取りで先へ先へと進んでゆく。
- 微かだけど、あっちの方に灯りの様なものが…
暗闇で目を凝らし、やがてフーラは窪地を見下ろす低い岩壁に到達する。
「これは……」
フーラは岩陰から下を見下ろして驚きに息を呑んだ。
「いつの間にこれほどの規模の反乱軍が駐屯して……」
慎重に、更に少し身を乗り出す。キャンプ地という規模ではない。大隊に近い規模の部隊が拠点とし得る野営地であり、幾人ものストームクローク兵が炊事や鍛冶などの作業に従事していた。
「すぐに戻って中隊長に伝えなくては」
その時、背後に不穏な気配を感じて振り向いた。
と、そこにはいやらしい笑いを浮かべてフーラの身体に手を伸ばそうとする二人の男の姿があった。
「小隊長、こんな時に冗談はやめてください! 敵軍の目と鼻の先ですよ!」
小声ながら鋭い声音で牽制するが、男達は意にも介さず闇雲にフーラにむしゃぶりつき、その動きを封じようとしてくる。
ことに普段から小隊長に絶対服従している子分の男の方は、執拗にフーラの腰周りに腕をまわし、まさぐろうとしている。
- まったくこいつら、どうかしてるんじゃないの…
こう組みつかれては剣は抜けない。やれやれと嘆息し、体術で投げ飛ばそうと考えた矢先、フーラの身体に電流が走った。
- な、何これ…!
子分の男の手がTバックの腰布の下に潜り込み、フーラの秘所に骨張った指を食い込ませている。男は掌に塗り薬の様なものを握り込んでいたらしく、その指からヌルリとした感触が伝わってくる。
男の指先が敏感な肉芽に触れたその瞬間、熱い様な痛い様な、むず痒い様な感覚が走り、フーラは思わず腰を引いていた。だが男の手はなおも蛇の様に伸び、フーラのクリトリスを摘み上げてヌルヌルとしたそれを塗りこんでくる。
「い…いい加減にしてよね!」
拳を振りかざし小隊長の顔面を殴りつけようとする。が、股間の痛痒感に気を取られ手元が狂う。
そうこうしているうちに子分の男の指は傍若無人にも彼女の中に差し入れられ、ぐいぐいと膣壁を擦り上げてくる。そこから瞬く間に燃え上がる様な熱さが全身に拡がってゆき、頬まで紅潮して息遣いが荒くなる。
「ふっふっふ、効いてるみたいだな。何が入っているか知りゃしねえが、スクゥーマたっぷり、痺れ薬もたっぷり、ってとこか」
「この薬を売ったカジートの野郎が言ってましたからね、これさえアソコに塗り込んじまえば、女を鳴かせて言うことを聞かせるなんざ思いのままだ、ってね。しかも、商売女に試した時よりもよっぽどよく効いてますぜ」
男達は勝手な会話を交わしながら、今や弱々しい抵抗しかできなくなったフーラの身体を遠慮会釈なくまさぐっていた。
- こいつら、なんて卑劣な…!
軍人としての任務をなおざりにして個人的な欲望に走る男達に対する怒りでかっとなるが、もはや酩酊感と鈍い性的快感で脳まで灼かれて朦朧となり、手足の自由もままならない中、一方で敵陣の眼前であることを強く意識して、狼藉に耐え自らの意思であえて声を殺さなければならない、そんながんじがらめの罠にフーラは捕らわれてしまったのだった。
魅惑的な曲線を描くフーラの尻肉に、小隊長がかぶりつく。
そして扇情的なTバックの腰布をするりと抜き取り、劣情に昂った肉槍の穂先を標的に向けて構えた。
征服感に酔い痴れながら、小隊長はモーラの両腕を捕らえて引き寄せ、丸く滑らかな尻に向けてぐっと自らの腰を突き出した。
- 犯された……!
そそり立った陰茎が濡れた女肉を掻き分けて潜り込み、固くごつごつとした腰が尻肉に密着するまでに、完全なる男女の結合を許してしまった。
媚薬の熱に浮かされる一方で、フーラの意識には悲しいまでに鮮明にその事実が刻み込まれた。
卑劣な獣は貪る様な前後運動を開始し、フーラは内奥を突き上げられる度に声を殺して荒い息を吐いた。
もはや何もかもが狂っていた。
敵陣の傍らで、自軍兵に対して振るわれたこの凌辱行為は激しくも密やかに続けられたのだった。
男達はそれぞれ大量の欲望の濁液をフーラの身体に放ち、ようやく動きを止めた。
この場所で気を失えば死に直結する。その思いで男達による辱めの全てを意識を保ったまま受け止めたフーラだが、薬の効果はいまだに続き身体の自由が利かないままだった。
「なあフーラ、わかったかよ。女の身体の本来の使い方ってやつをよ」
「小隊長、早くずらかりましょう」
「じゃあな、フーラ・モラード。あとは反乱軍どもがお前を始末してくれるだろうよ。心配するな、ちゃんと報告しといてやるよ、お前は名誉の戦死を遂げました、ってなあ」
下卑た捨て台詞を残して、凌辱者たちは足早に立ち去っていった。
後に残されたフーラは、仰向けに転がされ動けないまま、ただ呆然と晴天の夜空を瞳に映していた。
表情も言葉もままならない。ただ、はじめて涙が溢れ出した。
「お…母さん…ごめん…なさい」
フーラ・・・可愛そうだなと思いつつ「えっろ~」とか思ったりw
返信削除これを私はE・K(エロ可哀想)と呼んでますw
E・Kはやはりいいですねぇ。
そして官能シーンの描写は流石です。
また遊びに来ますヽ(*´∀`)ノ
変態エロさん、いらっしゃいませ^^
削除E・Kは基本ですね。引き続きエロ悲しそうだったりエロ悔しそうだったりエロかけられちゃったりしてる女の子のSSを撮っていきたいと思います。
(本当は、エロ可愛いも撮れたらなぁ、と思います…)
あかん…フーラ、アホの子や。と思うと急にキャラが立って見えますね
返信削除しかし、ライティングや表情の妙は素晴らしいものがありますね
カンドウ!
コメントありがとうございます^^
削除ライティング、大したことはできていませんが、エッチなSSを見てもらうことが主眼なので、
・どんなに不自然でも女の子のFaceLightは欠かさない
・暗くて何やってんだかよくわからない、は避ける
を原則としてます。今回は光源のないはずの夜撮影のため SSAssist Tools の青色光を使ってみました。
ぜひまた遊びに来てください。
うちのリッケ特使は同じ格好をしています。
返信削除伝統ですから、当然ですね!
削除「伝統の腰周り」というのはTDYKさんのブログのネタですが、あまりに面白かったので、ちょっと変えて使わせていただきました。
リッケ特使も美化して、周りの制止も聞かずに大人のセクシーショット披露しちゃう、みたいなSSも撮ってみたいですね。