2014年3月16日

トニリア


トニリアはこれまで、行く先々でトラブルに見舞われ続けてきた。

働き口を見つけても、必ずと言って良いほど雇い主に肉体関係を迫られ、同じ使用人の男達からも言い寄られる。
そのうち、半ば脅迫、半ば強姦の様に雇い主に体を許してしまうと、それが他の使用人達に漏れ伝わり、結局は嫉妬に狂った男達に隙を見ては組み敷かれ犯される日々が続く。

耐えかねて他の町に移れば前の町からの顔見知りがおり、そこからゆがめられた噂が流れ、ある夜、非番の衛兵達が家を訪れてかわるがわる輪姦される。衛兵達は最後まで、そういうことを喜ぶ女だと思い込んでいた。
そんな様子を察して彼女を気遣い声をかけてくれた隣人は、やがてその憂い顔に魅せられて固くこわばった男根を取り出し、言葉巧みに丸め込んで欲望を果たしていった。

彼女はある時、そんな生活を変えなければと思った。



新たな土地へ移り、新たな生活を始めるのだ。
何か商売を始めるつもりだった。雇い主を気にせず働けるようになりたかった。そして彼女の小さな身体と頭の中には、それを成功させるために必要な度胸と計算高さも備わっていた。
彼女は全てを整理し、わずかな手持ちの品とともにハンマーフェルを離れ、北へと向かう馬車に揺られていた。


だが彼女は知るよしもないが、この後も彼女はいつでもどこでも同様のトラブルに見舞われ続けることになる。実は彼女の身体の香りには、男を興奮させその気にさせる、いわばフェロモンが含まれているのだ。
その上、商売に関する用心深さや抜け目のなさに似合わず、色事が絡むとたちまち頭の弱さを露呈してしまう彼女は、周りの男達にとってはまさに格好の餌食といえた。


馬車に乗りスカイリムへの境界線を越えた彼女は早速、乗り合わせたアリクルの男達に街道脇へと連れ込まれるのだった。





















2 件のコメント:

  1. こういうの大好きです。
    最後に引いた画面でスカイリムの雄大な山と森
    そして馬車・・・片隅で犯されてる女。
    不幸な女の境遇も自然の一部でしかないのですねw

    また遊びに来ますヽ(*´∀`)ノ

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    1. 変態エロさん、いらっしゃいませ。
      これまでのSSは薄暗い室内ばかりだったので、陽の光の下で撮影してみました。
      周囲の情景を写りこませることで増すエロさってありますよね。

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