2016年2月14日

アルフヒルド・バトル・ボーン1 スカイリムの農場のありふれた出来事


- あらっ?

バトル・ボーン農場の住み込み労働者であるグウェンドリンは、目の前に広がるホワイトランの丘陵の中腹あたりにキラッと金属の光が反射するのを見て、リーキ畑で作業をする手を休めた。


眼を凝らせばホワイトランの制式鎧を着た守備兵の姿が見える。何か不審な出来事でもあったのだろうか?
騒ぎになっていない様なので当面の危険はないと判断する。
そうであれば、守備兵に何事があったか尋ねて情報を仕入れておく方が賢明であろう。グウェンドリンは丘陵へ向けて歩き始めた。




山賊に巨人、ストームクロークの残党、その上ドラゴンまで、あらゆる危険を未然に防がねばこのスカイリムでは生きてゆけない。ホワイトラン周辺の農場の労働者たちにとって、巡回する守備兵たちの庇護は心強いものであり、その姿を目にするだけで安心できる存在であった。

ようやく守備兵に声の届くところまで来たグウェンドリンは、何事があったのか尋ねようとした。何事かを尋ねようと、しただけだったのだ。


だが急な勾配を登り切ったグウェンドリンはそこにあるものを見てしまった。


今まさに同僚を刺し殺したばかりと見える、血塗れの剣を持ったホワイトラン守備兵の男が、残忍な表情を浮かべてゆっくりと近付いてくる。


その眼に射竦められたグウェンドリンは声をあげることも動くことすらできず、ただ男が近付いてくるのを見ていることしかできなかったのだった。


∫  ∫  ∫  ∫  ∫  ∫  ∫  ∫  ∫  ∫



アルフヒルド・バトル・ボーンは、ホワイトランで権勢を誇るバトル・ボーン家の中にあって、イドラフの妻として迎えられた後、一貫して農場の維持・管理を任されていた。
農場の管理者といえば聞こえは良いが、今やスカイリムを掌握した帝国軍の第一の協力者としてバトル・ボーンの男たちがホワイトランで我が物顔で振る舞っているのに、自分はいつまでも土臭い農園作業から離れられないことに、アルフヒルドは若干の不満を感じていた。


今日も昼過ぎ、農園に到着したアルフヒルドは、住み込みの労働者であるグウェンドリンの姿が見えないことにすっかり腹を立てていた。いつもならばリーキ畑の世話をしているはずの時間、農場の母屋にも見当たらない。


アルフヒルドの仕事は昼から農場へ出て多少汗を流した後は、細々とした指示をグウェンドリンに与える程度で、結婚前に元々農場で働いていた彼女にとっては容易い作業であった。実際、貧しい暮らしを余儀なくされている者たちから見れば、羨望の身分であったろう。

勝手知ったる農場の中、グウェンドリンはいったいどこで油を売っているものか探していると、風車小屋に人の気配がする。


風車小屋の入り口は石組みのアーチとなっており、その間口はアルフヒルドの背よりも大分高い。グウェンドリンが怠けている尻尾をつかんでやるつもりで、入り口の端からそっと覗き込んだアルフヒルドは思わず息を詰まらせた。


粉引きの石臼がごろごろと廻る向こう側に、紅潮して苦しげな息を吐くグウェンドリンの顔が見えた。その背後には大きな男の姿がぴったりと貼り付き、女の身体を荒々しく揺すり立てていたのだった。

思わずふたりの姿に見入ったアルフヒルドは違和感を覚えた。

ー これって……レイプ……!?


耐え忍ぶかの様に嗚咽を押し殺しているグウェンドリン。
男は愛情の欠片も感じさせない嫌らしい笑いを浮かべ、女のくびれた腰を掴んで己の腰を打ち付けている。

アルフヒルドはかつて自分が農場で働いていた時のことを思い出した。同じホワイトランの近郊で育った馬飼いの青年と愛し合い結婚を誓っていた身でありながら、ある日農場に現れたイドラフ・バトル・ボーンに力づくで母屋に引きずり込まれて犯され、イドラフとの結婚を承諾させられたのだ。


ふっと、アルフヒルドの身体から力が抜けた。農園の女が物陰に連れ込まれて犯されることなど、ありふれたことだと思われた。
女の貞操など、男がその気になって暴力を行使すればいとも簡単に踏みにじられる。女は蹂躙され辱められても、やがてはそこに快楽を見出して溺れさせられてゆく。


己の無力さに涙するグウェンドリンの姿を見つめるうち、いつしか身体の芯に被虐の妖しい炎が燃えてくるのを感じたアルフヒルドは、イドラフに辱められた時のことを思い出して自らを指で慰め始めたのだった。


男の腰の動きが加速していた。もはや嫌がりながらも女の悦びを存分に味あわされていることがはっきりとわかるグウェンドリンの喘ぎ声が、風車小屋から途切れ途切れに漏れてくる。


アルフヒルドの興奮も高まっていた。グレイ・メーンの女を慰み者にすることに熱中している夫は、ここしばらく夫婦の営みを求めてこない。熟れた人妻の解消されない情欲が燃え上がり、愛液が溢れ濡れそぼるのを止めるすべがなかった。


かすれた悲鳴が響き渡った。
グウェンドリンが男の激しい腰使いに屈服して、絶頂したのだと知れた。女がどんなに男を拒絶しても、最後にはこうなる。たとえ強引にであっても、逞しい男性自身で女の中心を貫かれ擦りあげられてしえば女は喘がされ快楽に蕩けさせられてしまう。

男はセックスでどんなに快感を得ていても無表情を保つことが出来るが、女は、女だけは、どんなに耐えようとしても、男から与えられる快感に逆らえずに身を震わせ、あられもない声をあげ、切ないアクメ顔を晒してしまうことになるのだった。


セックスとは男が女を支配するために作られた仕組みだと思えた。
そして男の暴力によって奪われ踏みにじられ、結婚という名の枷で繋がれてきたアルフヒルドの人妻の肉体は、支配され凌辱されることで与えられる快楽を理解し尽くしていた。


男はグウェンドリンの絶頂の様子を満足そうに見下ろしてから肉棒を引き抜くと、ブーツを履いたままの足で白く豊かな尻をぐいと押して乱暴に床に転がした。


赤黒く反り返った陰茎を見せ付ける様に、腰を落として女に向かってにじり寄る。女の恐怖と哀願の視線を男は快く受け止めている様子だった。


仰向けにした女の上半身に跨ると張りのある乳房の膨らみを掴みしめ、今度はその白い肌の谷間で欲望を満たすために腰を動かし始める。


犯された上に男の意のままにアクメさせられ、身も心も穢されてしまったグウェンドリンの悲嘆、屈辱、喪失感と、それと裏腹に間違いなく感じたであろう女としての至高の快感を想いながら、アルフヒルドは夢中で指を動かし自らの性感を高めていった。


フィニッシュへ向け男はもはや一方的に快楽を貪るためにグウェンドリンの身体を乱暴に突きまくり、白い乳房が波打つ様に揺れている。


ー ドピュッ、ビュッ、ドピュッ!

ほどなく、抵抗する気力もなくされるがままになっていたグウェンドリンの顔へ、男の精液が勢い良くほとばしった。



望まぬ性奉仕のために肉体を弄ばれた挙句、男の欲望を具現化させたかの様な粘つく体液で艶やかな肌を汚された今、グウェンドリンは自らを組み敷くこの男に暴力でもって征服され支配されたのだということを、心を引き裂かれる様な深い哀しみの中で理解せざるを得なかった。


時を同じくして、男の肉棒を擦りあげる道具として使われるグウェンドリンの姿に自らを重ね合わせて被辱の悦楽に浸るアルフヒルドも、これまで感じたことのない快感を覚えて絶頂に達していた。


思わずその場でくず折れてしまいそうになりながら、脱力感に抗い衣服を直して風車小屋の裏へ回り、そこで息を潜めた。男が立ち去るまで待つつもりだった。
しばらくしたら風車小屋の中へ入ってグウェンドリンを見つけて、驚いたふりをしなければならないだろう。明日からもこれまで通り働ける様、今日は仕事を休ませ慰めてやる必要もある。大丈夫、きっとうまくやれる。


アルフヒルドのそんな思考を遮り足音が近づいて来る。
風車小屋を出た男が迷いのない足取りで建物の周りをぐるりとまわり、難なく彼女を見つけ見下ろしていたのだった。


「あんた、俺が気づいていないとでも思ったのかい?」

男はホワイトラン守備兵の制式鎧を身に着け、右手の剣をアルフヒルドの顔に突きつけた。


アルフヒルドはまだ知らぬことであったが、風車小屋の中では精液に塗れたままのグウェンドリンが猿轡を噛まされた上に縛られ転がされていた。命乞いをして身体を開いた彼女を、男は当然の様に始末するつもりだった。


そして今、さっきまでグウェンドリンを犯していた男の、女を男に奉仕するための道具としてしか見ていない蔑む様な視線が、今はアルフヒルドに向けられているのだった。

<使用させていただいたNPC美化MOD>
 グウェンドリン … Decent Women
 アルフヒルド … The Ordinary Women

4 件のコメント:

  1. 更新をまってましたぁあ、いつも楽しみにしてます
    最近はスカイリムもやってなくて別ゲーに不倫してましたが
    この記事を見ていると、久しぶりにやりたくなってしまった...
    MOD導入しようかなー

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    1. まあ、不倫だなんていけない方……というのは冗談で、自分も不倫どころか数ヶ月別居同然でしで、更新が滞ってすみませんでした。
      励みになるコメントをいただきありがとうございます。 m(__)n
      遅くてもコンスタントに頑張りたいと思います。

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  2. いつも楽しみにしています!
    いつもつぎの更新まってムラムラしてます!

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    1. エロブログ作者冥利のコメントをいただきありがとうございます。
      更新が遅くムラムラ続きにさせてすみませんが、できるだけ頑張っていきます。

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