2014年8月10日

メイビン・ブラック・ブライア3 暗号棒


「リッケ特使からの書簡です」

リフテンの首長、メイビン・ブラック・ブライアの前で恭しく跪いた帝国兵の使者が差し出されたのは、ぼろ布の固まりだった。
メイビンはその「書簡」を手に取ると、布切れの表面に大きめの文字がとびとびに記されているのを認めた。布の固まりをほどくと幅広の紐状になっており、文字はそれに沿って記載されている。
だが文字を目で追ってみたところで、意味を成す文章にはならない。


「リッケ特使より、暗号棒は別途、メイビン様のもとに向かわせる様、手配しているとのことです」

- 暗号棒…? それに巻きつければ読めるということですね。ストームクロークとの内戦も収束に向かいつつあるというのに、用心深いこと……

「ご苦労でした。書簡は確かにうけとりました」

メイビンは使者を下がらせると、暗号を解読するため自室へと戻った。




「で、届いた暗号棒がこれというわけですか」

「そのようね、母さん」


「こんなことではないかと思っていましたが…全く軍の連中の考えることときたら…」


「それじゃ母さん、早速はじめましょう」

「う……仕方ありませんね」


「それではドヴァキン様、これからブラック・ブライアの女ふたりで、暗号棒を固く大きくしていただける様、ご奉仕させていただきますわ」


だらんと垂れ下がった陰茎にインガンが嬉しげに唇を寄せ、じゃれつく様に舌を絡ませてゆく。
いつもの通り無表情にそれを受け入れるドヴァキン。上目遣いでその様子をうかがうメイビンは、やがて芝居がかった態度で溜息をつくと、娘の反対側の側面から舌を這わせ始めた。





- ぴちゃ、ぴちゃ…

黒々とした肉茎の表面に女たちの唾液が塗り込められてゆき、舌を伸ばして奉仕し続けるうちに口の端からも零れ落ちようとする雫を、メイビンは時折じゅるっと音を立てて啜り上げる。

- 私としたことが何と品のない…

軽い羞恥と苛立ちを感じながらも、男性そのものの存在感と熱気にあてられて知らず知らず行為に没頭しのめりこんでゆく。



と、ドヴァキンが腰を引き母娘の唇を隔てていた肉柱の仕切りが取り払われる。
それを予期していたかの様にインガンは首を伸ばしてメイビンの舌に自らのそれを絡みつかせる。

- …!?

驚いたメイビンが逃れようとするのを肩を抱きとめて阻止する。今や体格でも力でも娘に劣るメイビンはそれに抗えない。
むっとする男性臭に代わって、甘やかな女の唇、舌、唾液の香りと感触がお互いの口内に広がってゆく。


「お遊びはそろそろおしまいにして、ドヴァキン様にお好きな様に私たち二人をお使いいただきましょう、母さん」

「ふ…ふぁ?」

インガンが唇を離してささやく。同姓からのキス責めに半開きの唇のまま陶然とした面持ちのメイビン。
二人の女の舌と舌の間に、透明な唾液の橋がつーっとかかり消える。

そんな女たちを鑑賞しつつ、ドヴァキンが先ほどまでとは反対側に立った。



ふたたびメイビンの唇を捕らえ、お互いの唾液を交換するかの様に激しく舌を絡めるインガン。官能の炎に焼かれ懸命にそれに応えるメイビン。

愛憎を越え、ぴったりと綴じ合わされた様に吸い付き求め合う母娘の唇。
そこへ、半勃ちとなった野太い男の肉幹がいともやすやすとそれを引き裂き、割り込んできた。


向かい合わせとなったメイビンとインガンの唇はお互いの唾液で十分な潤いを得ており、ドヴァキンはふたりの頭部をがっしりと引き寄せて肉棒を挟み付け、思うがままに腰を使い快美感を味わった。


固さを増して唇を擦り上げる逞しい男根にふたりの女は夢中で舌を這わせ、途切れることなく新たな潤滑を提供し続けた。




「ドヴァキン様…欲しい…熱い精液かけて欲しい…」


「お待ちなさい、もう十分でしょう。さあ、暗号棒を使わせてもらいますよ」

感極まったインガンの懇願の言葉を、メイビンが制した。


「うふ…そうだった。ドヴァキン様の暗号棒があんまり熱くて逞しいから、つい…」



メイビンとインガンは身体を離すと、彼女たち自身の唾液で濡れ光って隆々と反りかえる肉の暗号棒にうっとりと見惚れる。


そしてメイビンはリッケからの書簡を取り出して暗号棒に斜めに巻きつけてゆく。書かれた時と同じ太さの棒に巻きつけられることで、意味不明の文字の羅列から機密事項を伝えるための文章が立ち現れてくる。
決して情報量は多くはないが、メイビンはその明晰な頭脳の中でスカイリムの政治的・戦略的状況と照らし合わせ、正確にリッケ特使の意図を読み取ってゆく。


「ふむ…南方へ逃れるために集結しようとしているストームクロークの残党の情報…そしてその要撃依頼…要撃にあたっての連携地点…報酬としてのソリチュードの港湾使用と交易にあたる便宜提供…まぁこんなものでしょうね」


「暗号解読は終わりかしら?」


いつの間にか服を脱ぎ捨てたインガンが背後からメイビンの肩に手を添える。それは更なる肉体奉仕の共同作業への誘いだった。

「それじゃ、暗号棒をこのままにはしておけないわ。この状態で敵の手に渡ることがない様、元通りの大きさに戻るまでご奉仕しなくちゃ。さあ始めましょう、母さん」

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